家づくりについて | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

PROFILE

 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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エコな設計とは

では、今、設計者として私が出来ることはなんでしょう?
家づくりを考えている方が出来うるエコとはなんでしょう?

(ちなみに私はエコな人間かと言われれば決してそうではないと思います。
別にこまめに電気は消さないし、車で出掛けるの好きだし。もっとエコな人間になるよう頑張ります・・・。)

仕事に関しては出来るだけエコに貢献したいとは思っています。
何より住宅をつくるということは、そこから何十年先まで環境に付加を与えるものをつくるということ。我々建築関係者は環境に対して大きな責任があると思うのです。


今、設計者として私が出来ることといえば・・・

断熱の良い家づくり
通風、採光の良い家づくり
機械設備に頼らない家づくり

以上3つは全てリンクすることですね。そして一番重要なことです。
簡単なようですが、デザインや間取り、断熱仕様など様々な要素が絡む、実は結構難しいことです。
夏はエアコン無しで寝れるとか、冬は太陽が降り注ぎ暖かいとか、昼間は明るく照明が要らないとか、まあそんな当たり前のことです。

他には・・・

・木造ならば、外国産の構造材や集成材を避け、国内産の杉材等(鹿屋であれば鹿児島産や宮崎産)を使用する。国内産の杉材を使おう!

なるべく自然素材を使う。石油製品を避ける。

「必要とされていない建物」をつくらない。(←建築業界の大罪)


また、せっかくつくるのであれば、大事に住み続けていける住まいをつくる。メンテナンスしながらでも「ずっと住んでいきたいと思える住宅」をつくっていくことが一番のエコかもしれません。
具体的には2世代60年以上。それは親子で引き継げること、または30年住んでから貸家や売家としての財産価値があることです。60年という数値は短く感じるかもしれませんが、現実問題として日本の平均住宅寿命は30年に至っていないのです。
(※私自身、200年住宅ビジョンのコンセプト自体は賛成なのですが、200年という数値はちょっと現実離れしている感が否めません。また別な機会に書きます・・・)

リフォームやリノベーション、コンバージョンを積極的に勧めることも大事だと思います。



以上、何の変哲も無い、当たり前のことばかりですいません。
しかしながら、この当たり前のことが出来ていないのが現実だと思うのです。



ところで、エコの家づくりの代表格「ソーラーシステム」はどうでしょう?

それについては次回。



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家づくりとご親族との関係
お陰様で数件の物件を同時進行で計画中です。
寝ても冷めても頭の中でプランニング中(笑)
でも、私的にはこの計画をしている時が一番やりがいのある時でもあります。
設計契約に至らなければ無償の仕事になってしまうのですが・・・。


さて、
実は、都会で設計業務をする時とは大きく違うことを感じています。

それは、ご親族の存在です。

今まで計画した住宅も、計画中の住宅もご親族の意見に影響をうけることが多々あります。
今のところ大幅なプラン変更などの大きな被害はありませんが、下手をするとご親族の一言で今までの計画を全否定されることもあります。どんなに良いプランであろうとも。

一番恐れるのは、家相であったり、言い伝えによるものです。
特に家相は様々な流派があり、地域によっても全く違う考え方があります。
そのため、計画する際には、家相や風水のことについては最初に必ず確認するようにしています。実際に住宅を依頼されるご本人さんはあまり気にしないことが多いのですが、思いのほかご親族が気にされているということもあるからです。

また、昔堅気の方はまだ設計事務所に設計料を支払って家を建てるということに抵抗を持っている方も少なからずいらっしゃいます。私のような30代若造の仕事を信頼していただけないことも。そんな時は説得あるのみです(笑)

そして、親戚に建築関係者がいることも非常に多いようです。
例えば電気屋さんが親戚にいるので使って下さいとお願いされることもあります。
そういう場合は、基本的に元請工務店の下請けとして入ってもらいます。単独で工事されると責任の所在がわからなくなるからです(※工務店による一括瑕疵保証とならなくなる)。
ただし、工事金額が折り合わない時や技術的に不安な場合はお断りしています。

あとは、ご実家の隣に家を建てる場合もあります(なんと実際に半分近くがそのパターン!)。もちろんその場合はご実家との関係が大事になりますので、ご親族の意見は強い影響を受けます。



このように、都会で仕事をしていた際にはあまり気にしていなかったご親族の存在が、鹿屋で仕事をしていると強く感じます。

ただ、家を構えるというのは本来、家系を継ぐことでもあります。
ご親族の意見をある程度取り入れていくというのは当然のことなのかもしれません。

・・・・・設計者はかな〜り大変ですけど(涙)


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ローコスト鉄筋コンクリート造住宅「RC BOX」


デザインマーケットで展示していた「RC BOX」をちょっと改良して、ホームページの方に掲載しました。

ローコスト鉄筋コンクリート造住宅 RC BOX

RC BOXは規格型の鉄筋コンクリート住宅で、ローコストに抑えています。詳しいことは、ホームページの方にいろいろ書いていますのでそちらを見て頂きたいです。


これを考えた背景には

・設計事務所に頼むこと。

・鉄筋コンクリート住宅をつくること。


どちらも決して特別なことではないということをわかってもらいたいという趣旨で考えたプロジェクトです。


台風の多い鹿児島においては、もっとRC住宅が増えてもいいと思います。沖縄ではほとんどがRC住宅ですからね。どんな強風でもびくともしない強固な躯体は安心です。
さらに、鹿屋には非常に技術力の高い施工会社があって、そして安いんです。RC BOXは土地の利を活かした住宅だと確信しています。


参考価格は1680万円(税込)です。
実際に参考となる価格を提示することが大事と思い、あえて参考価格を出しました。

ただし、あくまで参考価格なので実際には増減すると思います。
建てる土地も違う。施工する会社も違う。お客様の要望も違う。
実際には様々な要因があるので、きっぱりとは言えないんです。
でもですね、結局坪40万を超えるような住宅になるのに、坪25万円とかで堂々と宣伝しているメーカーに比べれば遥かに信用できる金額だと思いますよ(笑)


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変形土地、どんと来い!
変な土地は安いです。


妙に細長い土地だったり。

10坪台の狭小な土地だったり。

高層な建物に囲まれた土地だったり。


普通には住宅も建ちませんから、土地の値段も安くなります。

でも、そのような「ワケアリ」な土地は実はお勧めですよ!


規格品の住宅では対応できない土地こそ、私の出番です。

変な土地ほど、魅力的な住宅になることが多いのです。

格安な変な土地を見つけた際は、ぜひご相談下さい。他の業者で良くないと言われていた土地でも私から見れば面白い土地の場合は多々あります。土地の特徴を活かした、魅力的な住宅になる可能性は高いですよ。



鹿屋でよくある広い土地での計画は制約が少なくていいのですが、最近、「なんじゃこりゃ?」というような条件の計画がしてみたくなっています。

逆境な条件ほど燃えるのです(笑)

悪条件中毒かな?


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住宅展示場で家を選ぶべきではない?
ハウスメーカーで建てた友人、勤めている友人もたくさんいるのであまり悪口のようなことは書きたくないのですが、やはりお客さんの意識を変えるためにもあえて本音を書きます。

住宅展示場に行って、その中から依頼する会社を決める。

自分が思っている以上に、そのような家づくりの決め方をしている人が多いように思います。否定はしません。やはり、実際にモデルハウスを見れば安心です。

しかしながら、私自身、非常に「もったいない」ことをしていると思ってしまいます。


住宅展示場およびモデルハウスを持つということは、それにかかる経費は莫大です。住宅展示場の使用料。モデルハウスの建築費。モデルルーム常駐のスタッフ経費。広告宣伝費。最低でも5000万円はかかると思います。もちろん、その費用はお客さんが払う建築費の中に巧妙に隠されています。例えば50件建てたとしても、1件あたり100万円も乗っている計算になります。

そしてモデルハウスというのはフルオプションで建てられることが多いため、その住宅をそのまま建てようとするととんでもない工事費がかかります(実際坪100万円を超えているものもあります)。現実には、モデルハウスとはかけ離れた住宅を建てることになります。そこでイメージと違ってがっかりすることも多く、何のためのモデルハウスでしょう?

それだけではありません。住宅メーカー会社全体で働いているたくさんの営業職、事務職、研究開発職などの莫大な人件費、テレビコマーシャルなどの宣伝広告費もすべて建築費に隠されています。

そして利益分(これまた大きい!)を乗せると、一体どれだけの経費が1件あたりに含まれているのでしょう?200万円?400万円?600万円?もちろん、それは巧妙に隠された非常に不透明な工事費なのです。

というわけで、プロの目から見ると、住宅メーカーの建築費は信じられないくらい高いと感じます。○○工法というような優れた工法にみえても、結局は下請けの工務店で施工されます。その下請けの受注単価の安さを聞くと、建て主はびっくりするでしょうね(笑)怒り狂うかな?



一方、私達設計事務所と工務店に頼む場合の営業や事務に関わる人件費や広告宣伝費は住宅メーカーに比べ非常に低額です。利益も低いです。

純粋に「設計監理費」と「工事費」というわかりやすいカタチで家が建てられます。そして、工事費についても設計事務所で工務店の見積りを厳しく精査し無駄を削ぎ落とします。透明な適正価格の建築です。

設計事務所に頼んでも高くないというのはこのような理由からです。

ましてや、鹿屋の工務店さんは全国標準に比べて施工単価が安いのです。
全国標準のハウスメーカーに依頼するなんて地の利を放棄しています。実際にハウスメーカーで建てた方や検討中の方に、当社での建築費を言うと想像より安くてびっくりする方がたくさんいました。


ハウスメーカーの方が安心?大手が信じられない世の中ですよ?結局は下請け業者で施工してるのですよ?大手だからしっかり施工しているだろうということはありません。
一方、地元の設計事務所や工務店はメンテナンス等でも迅速に対応してもらえます。ハウスメーカーに比べ担当者が辞める確率も低いです。私は地元の工務店の方がよっぽど安心感があると思うのです。そして、私達設計事務所が工務店の施工や見積もりを厳しく監理するというハウスメーカーには無い2重チェック体制があります。


住宅展示場には地元の工務店のモデルハウスはありません。
住宅展示場だけで家を選ぶことは選択肢を極端に狭めているということなのです。


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家づくりには柔軟性が必要
現代はとにかく情報過多です。必要な情報以上に様々な情報が溢れていて、本当に正しい情報が見つけ出せないことが多々あります。インターネットで調べると多種多様な解答が氾濫しているし、書籍もたくさんの種類があります。


しかし、家づくりにおいてお客様に気をつけて欲しいと思うことは、視野を広く持ち、固定概念に縛られないことだと思います。


例えば、たった2、3冊の本を読んでそこに書かれていることを鵜呑みにするとか。

例えば、親戚や友人の経験話しを鵜呑みにするとか。

例えば、住宅営業マンの話しやテレビの話しを鵜呑みにするとか。

例えば、このコラムに書いていることを鵜呑みにするとか(笑)。



住宅や建築の世界で非常に特殊だと思うのは、回答がひとつではないことです。例をあげると・・・


「外張り断熱」が良い。

「床暖房」が良い。

「自然乾燥の構造材」が良い。

「珪藻土の壁」が良い。

「ベタ基礎」が良い。

「ソーラーシステム」が良い。
 
 ・・・・・・・・・


これらは全て、ある人にとっては正しく、ある人にとっては間違っている解答なのです。

家づくりは様々なことを検討し、天秤にかけ、バランスを考えながらつくるものです。

そりゃあ坪100万円もかければ、共通した規格で「ある程度の」理想の住宅はつくれます。しかし、実際にはその半分のコストでつくるわけで、それぞれの会社が、そのコスト内での一番良い住宅のあり方を模索していくのです。

そしてお客様ひとりひとりの家族構成は違うし、価値感は違うし、予算は違うし、土地は違うわけです。ある住宅ではそのやり方が正しかったとしても、他の人にとっては間違っているやり方になってしまうことはよくあるのです。だからこそ、固定概念にとらわれすぎると家づくりは失敗してしまいます。建築技術者ですら固定概念にとらわれている人はたくさんいますから、「建築のプロ」が言うことだからと信じすぎないことです。


あなたの信じているその情報は本当に「あなたにとって」正しいものですか?


「断熱」ひとつとっても、何百冊とその類の本はあると思いますが、それぞれがそれぞれの解答をし、それぞれがそれぞれの批判をしているのです。読めば読むほど「何が一番正しい」のかわからなくなってしまいます。私自身、何十冊と本を読んでも、様々な建築関係者の話を聞いても、皆、解答は違うという現状ですから、混乱してしまうこともあります。でも、それぞれの解答はある意味正しいと思うのです。その人たちにとっては。そしてどのやり方をとっても特徴があり、メリットがあり、デメリットがあるのです。



ところで、鹿児島県鹿屋市の特徴をあげてみると

「土地が広い」
「南国」
「台風の通り道」
「灰が降る」
「シラス台地が多い」
「臭い(笑)」
「施工単価が安い」

ちょっとあげるだけでも他の地域には無い特色があり、東京のことに書いてある家の理想のあり方が、そのままこの地域の理想のあり方とはならないのです。

私は私なりの理想の家づくりのあり方を見つけていくつもりです。それは一生かかるでしょう。理想の解答なんてありはしないのですから。しかし「フランチャイズ契約」や「儲けが大きい工法」などの「しがらみ」が何も無い設計事務所ですから、第3者の目で理想の家づくりを追求していけるのではないかと思います。日々勉強ですけどね。技術の進歩や時代背景によっても理想の解答は大きく変わっていくはずです。

だから、このコラムも「柔軟性」を持って読んで頂き、「判断材料のひとつ」にして頂ければと思います。


家づくりには柔軟性が必要」、つまりそういうことです。




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家づくりの期間と設計料について


「東西に長い焼杉の家」のオープンハウスは大盛況のうちに終わることが出来ました。

市街地から離れたわかり難い場所にも関わらず、多数のご来場を頂きました。ご来場して頂いた方々、誠に有難う御座います。また見学会にご協力して頂いた建て主様に感謝いたします。


さて、見学会の際によく家づくりの流れと設計料のことを聞かれました。
簡単にご説明したいと思います。

木造2階建ての場合でおおざっぱに書くと、

基本計画に2ヶ月。※お客様次第で大きく変わります。

実施設計、確認申請、見積もりに3ヶ月

工事に4ヶ月

というわけで、最初にお話しを頂いてから9ヶ月程かかります。いろいろと考えられる方は1年かかる場合もあります。設計事務所との家づくりは時間がかかることをご理解下さい。


どのような感じで打ち合わせをしていくかというと・・・

まずは最初のお打ち合わせ前にお渡しするヒアリングシートにいろいろと必要項目を書いてきて頂きます。ヒアリングシートにて、洗面所はこんな設備が欲しいとか子供部屋はこのような使い方をしたいとか、様々な質問項目に答えて頂きます。そしてそのヒアリングシートを基に最初の打ち合わせでお客様の希望をさらに細かく聞いていきます。お客様にはその他、好きな建物の写真とか好きな家具など、お客様が好むものがわかる資料も見せていただきます。お客様にお願いしているのは、無理難題でもいいので希望を残らず伝えてくださいということです。

プランニングのお時間としては、その時の忙しさにもよりますが、3週間〜1ヶ月程度頂いています。

そして次の打ち合わせで、そのご要望をかなえた計画を最初にご提示致します。必要に応じて立面図やパースなどでイメージもお伝えします。私としてはこの最初のプレゼンが一番緊張します(笑)

この計画を基に、お客様からまた様々なご要望が出ますので、さらに次の打ち合わせではさらにその要望を取り入れた計画案を提示します

あとはお客様が納得するまで打ち合わせを重ねます。お客様によってはほとんど最初の計画案で決まる場合もありますし、何回も修正を繰り返す場合もあります。家づくりにおいて計画に妥協しないことは一番重要なことです。

そして計画案が決まった段階で初めて設計契約を結んで頂きます。このとき初めて設計料が一部発生しますので、逆に言えば計画案の決まらない段階では1銭も頂きません。また、私と感性が合わなければ計画の段階でやめることも可能です。

設計契約を結んだ段階で私は実施設計図面を書いていきます。計画段階での図面は簡単なプラン図面ですので、見積もりと工事ができる詳細な図面を書いていくわけです(確認申請も同時平行)。また、実施設計の途中でも設備の仕様など細かいことをについて打ち合わせをして頂きます。そしてその図面が完成してから施工会社に見積もりしてもらい、金額が折り合ったら工事契約をして着工となります。


また、土地探しからの場合は、私の方で探してもお客様自身で探されても構いません。その候補地でどのような建物が建つか簡単に考えることもできますので、それを基に土地探しの参考にして下さい。


さて、設計料について。

一般的な木造住宅の設計料はとりあえず「床面積(屐法15,000円」とお考え下さい。これを高いと思われる方も安いと思われる方もいらっしゃると思います。しかし、決して高くないということは家が建てればわかっていただけると思います。

自分で言うのもなんですが、相談しやすい設計者だと思うので、お気軽にお問い合わせ下さい(笑)
まあ、灰にならない程度に頑張ります(笑)
家づくりに関して現況と住宅ローン

早いもので11月。

おかげさまで計画の依頼も多く頂いており、鹿屋でも設計事務所の需要があることを実感しております。※計画が実現しなければただ働きですが・・・。

さて、予想されたことではありましたが、やはり依頼は平屋が多いです!実際には階数に入るロフトなどを設けて2階建てとなるパターンもありますが、基本は平屋です。まあ、私がお勧めしているということもあるのですが。詳しくは前の記事を。この土地で仕事をしていく限り、平屋の住宅例は多くなっていくでしょうね。全国的に平屋の事例は少ないので資料集めに苦慮しますが(笑)

予算的には1500万円〜2000万円ぐらいが比較的多いですね。



また、住宅ローンに関しては、20年固定金利で35年ローンを選択される方が多い様です。

さて、住宅ローンに関してちょっと補足を。

住宅ローンは未だ低金利を保っています。一時期の超低金利から上昇してきて、ここ数ヶ月は一時的に少し下がって落ち着いています。11月も10月からほぼ据え置きのようです。しかしながら、長期的にみて上昇カーブを描くのは間違いないと思います。そのため私は可能な限り長期固定金利を勧めております。最低でも20年。35年ローンの方はできればフラット35などの35年固定金利が望ましい。ただし、鹿屋ではフラット35の事例は少ないようです。銀行もフラット35ではあまり儲からないので勧められることは少ないでしょう。三井住友銀行など、35年固定金利で独自の商品もっている銀行もあります。選択肢のひととつとしても良いでしょう。
また、お手伝い頂いているファイナンシャルプランナーの方も出来る限り長期固定でのローンを勧められています。今の低すぎる低金利で長期間借りることができるというメリットをわかっている人は意外に少ないとのことでした。

20年固定を選ぶ方にはJAバンク鹿児島銀行で採用している「事前申込日」「本申込日」「借入日」で一番低い金利を選べるプランがお勧めです。設計事務所との家づくりは完成まで時間がかかりますので、金利上昇が考えられる状況では有難いサービスだと思います。ただ、35年借りる場合は20年目で変動(絶対上がります)しますので、その前に可能な限り繰り上げ返済すべきでしょう。

注意すべき点として、銀行さんに勧められるがままに短い固定金利で借りてはいけません。銀行さんは短い固定金利ほど儲かるから勧めてくるのです。売主の方も短い固定金利の方が融資が通りやすいから勧めてくるかもしれません。現実に短い固定金利で借りてしまう方も多くいらっしゃるようです。確かに支払い方によっては、短い固定金利の方が得な場合もあります。しかしながら、それは大幅に繰り上げ返済できるだけの資金が見込める方だけだと思います。


住宅ローンについて注意すべきこと。

もちろん当社もアドバイスは致します。しかし、


必ずご自分でもローンについて勉強してください。


一生に一度しかない買い物です。言われるがままにローンの選択を間違えると住宅を手放さざるを得ない事態になるかもしれません。これから35年払い続けるのです。最低限の知識を持って望まないと後悔するでしょう。

また、融資可能額=予算では絶対にありません。生活の中で支払いしていける金額が予算です。当たり前のことです。将来的な支払いに不安のある方はファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けるべきだと思います。※アドバイス料は最初に3000円。


住宅を出来るだけ楽に建てようと業者まかせにされている人ほど、支払わなくてもいいお金を払っていると思うべきです。人や業者によって言うことは違うと思います。しかしながら、結局は自分のお金です。ご自分で納得したうえで選択しましょう。
メーターモジュールと尺モジュール
家作りの寸法基準としてメーターモジュールと尺モジュールがあります。メーターモジュールは1mすなわち1000mmを、尺モジュールは3尺すなわち910mmを基準とするものです。

今、ハウスメーカーを中心に増えてきているのはメーターモジュールです。
体が大きくなった日本人に昔ながらの尺モジュールは狭くて使いにくいというのが発端です。また、いわゆる「ユニバーサルデザイン」が言われている中で、廊下やトイレなど車椅子の使用者が快適に使えるようになるため障害者に優しい広さが得られます。

例えば在来工法の場合、廊下の幅がメートルモジュールの場合は870mm、尺モジュールの場合780mmとなり、尺モジュールの場合は少し狭く感じてしまいます。

では、家作りはメーターモジュールでするべきか?

いいえ、尺モジュールで十分です。

私はお客様から強い要望が無い限り、通常尺モジュールでプランニングします。なぜなら、今でも日本人の体型や生活には尺モジュールが合っているからだと考えているからです。私はRCの住宅でさえ尺モジュールを基準として考えます(笑)。なぜならメーターモジュールはとても贅沢な仕様であり、面積が広くなって工事費が上がるのはもちろん、日本の多くの建材は尺を基本として作られているため、メーターモジュールを採用すると建材のコストが上がったり、変な継ぎ目が出たりします。

ただ問題はやはり廊下です。短い直線の廊下なら車椅子も無理なく使用可能で特に問題ありません。しかし長い廊下の場合や曲がり角のある廊下は尺モジュールを避けるべきです。しかしながら廊下さえ気を付ければいいんですから、長い廊下の場合は廊下だけ巾を広げてあげればいいことです。何も建物全体をすべて広げることはありません。

必要なところを必要なだけ広げればそれでいいんです。

そもそも長い廊下を持つ家はあまりいいプランの家ではありません。廊下というのはただ歩くだけの空間、公共的な空間です。家族で暮らす住宅にそんな空間が必要でしょうか?いかに廊下を少なくするかが建築工事費を抑える秘訣でもあります。

また、トイレもメーターモジュールであるべきという主張もありますが、メーターモジュールのトイレは無駄に広く、尺モジュールで十分快適に使用できます。介護等を考えて2人入るようにするなら、そもそもメーターモジュールでも狭いです。※廊下も同じこと。


もちろん、最初から車椅子の使用を前提とする場合はメーターモジュールで考えるのもいいことです。体の大きな方、お金のある方で空間がゆったりしていなければ駄目な方はメーターモジュールで考えるのもいいことです。しかし、メーターモジュールは面積が約2割アップします。(1000×1000/910×910=1.21倍。※同じ間取りの場合)

つまり工事費も約2割アップします!

2割って凄い額ですよ?2000万の住宅なら約400万円です。メーターモジュールを主張するのは工事費が上がるのでメーカーにとっては都合がいいんですね(笑)※実際には広くなるほど坪単価が低くなっていくので400万そのまま上がるということは無いと思いますが、そこで坪単価が安く見えるという錯覚に陥ります・・・。

というわけで、ユニバーサルデザインを考えてメーターモジュールを採用するなら、デメリットもしっかり理解した上で採用するべきです。

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