建築 | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

PROFILE

 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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設計料の新業務報酬基準
(PDFファイル)

新しい建築設計・工事監理等の業務報酬基準が策定されました。

構造計算書偽装問題に伴う建築士制度の改定の一環です。

実は今までも設計料の業務報酬基準は国により定められていました。
しかし!!
現実にはその基準よりも低い設計料で仕事をしている設計事務所がほとんどであり、業務報酬基準は機能していない状況でした。この新業務報酬基準により建築士事務所業務の適正化を図ることが狙いとのことです。


では、この標準に従って、一般的な木造住宅100屐30.25坪)、1500万円の建築工事費程度の場合の設計料を考えてみます。


といわけで、単純計算で
業務報酬=標準業務量×人件費単価×2.0
となります。
※経費を全然考えない場合です


別表第14 「戸建住宅(詳細設計を必要とするもの)」により、100屬慮遊住宅の標準業務量は合計で789(人・時間)となります。


人件費単価は仮に2000円で考えてみます。※一般的な建築設計単価としては低すぎますが、鹿屋では現状こんなものでしょう。

業務報酬=
標準業務量789(人・時間)×人件費単価2000(円/時間)×2.0
=3,156,000円となります。

1500万円の住宅で設計料20%?
いやぁ、流石に請求できないですねぇ(笑)
新業務報酬基準はまともに利用できる設計事務所は坪単価の高い都会の大御所事務所くらいでしょう。


では、試しにもっと簡単な詳細設計も必要ないような住宅として考えてみると、
別表第15 「その他の戸建住宅」により、100屬慮遊住宅の標準業務量は390(人・時間)となります

390×2000×2.0=1,560,000円となります

おお、大分現実的な数字になりました!
※東京などでは人件費単価は3000円程度でしょうから、2,340,000円となりますね。


しかし、ここで国が定めている「その他の戸建住宅」とは詳細設計のない簡易な図面程度で建ってしまう建売や規格型住宅の場合でしょうから、その金額が現実的というのも悲しい・・・。


しかし、この制度も結論としては工事費のアップに繋がるもの・・・。
姉歯のお陰で住宅の価格は一体いくらぐらい上がってしまったのだろう・・・。



以下、参考サイト


新・建築士制度普及協会

平成21年国土交通省告示第15号(PDFファイル)

「建築士法講習会(業務報酬基準等)」のビデオ講習※無料です


※もし計算に間違いがあったら指摘してください。
設計のスタイル

私の設計活動のコンセプトは、建主の笑顔です。

どのような建築を設計すれば、その方が一番幸せなのか?

建主と何回もの打ち合わせを重ねながら、一緒に追求してカタチにします。

ただ、建主の言われた通りに設計するわけではありません。ご要望に対して、こちらから様々な提案もしますし、建主の考えに反対することもあります。建主の考えている理想がそのまま現実の幸せに直結しない場合も多いからです。お互い頭の中をのぞけるわけではないので、価値感を共感ですることは大変な作業ですけどね。人生最大の買い物を後悔しないためにも、計画段階での打ち合わせは非常に重要です。


ちなみに、自分的は「見た目のデザイン」というものは数ある要素のほんのひとつに過ぎないと思っています。

様々な要望をカタチにしていって自動的に出来上がるのがデザインでいいと思っているからです。もちろん、それをうまくデザインとして消化するテクニックは必要だし、設計者のセンスを発揮して完成度の高いデザインにしなければなりません。

結局、自分が目指しているのは「バランス型」の設計だと思います。

デザイン、使いやすさ、設備、断熱、構造、コスト、メンテナンス性・・・。
欲張りなんでしょう(笑)
設備や構造など追及し過ぎるとコストがかかるのですが、コストを抑えつつ、いかに各項目で高いレベルを追求できるかを模索しています。
かつ、個性的で魅力的な住宅になるように(笑)
う〜ん、修羅の道・・・。


雑誌を見たり、セミナーや見学会などに参加すると「作品」としてコンセプトを持った設計活動を追及することを羨ましく思うこともあります。でも、今の自分がこの場所で作品性を追求し続けていくことがいい選択だとは思っていません。

私はこの鹿屋では自分の設計作品というよりも、「設計事務所という選択」を知ってもらうことがまずは重要かなと考えています。
設計事務所の建物を身近に感じてもらえる、そんな設計スタイルで。

排煙設備は本当に必要?
今日のコラムは設計関係者しかわからないかも(笑)

建築基準法で定める排煙設備(排煙窓)についてです。

「排煙設備は、想定すべき避難シナリオとして重要な防災設備の1つである。建築物の火災時に発生する煙やガスが避難や消火活動の妨げとならないよう、一定の建築物及び建築物の部分には所定の排煙設備を設けることを定めている。しかし、問題なのはパニック時に再現性が低く有効に機能しないのではといことである。巷では非常に疑問視されている避難施設であり、「あんなもの誰がわざわざ開けて避難するか」といった類である。そうはいっても今のところ法的に設置せざるを得ないわけで、どうせ設置するなら机上の計画でない実効性のあるものとしたいものだ。特に手動開放装置の位置など、宝の持ち腐れにならないように避難経路との関係を考慮し、実効性のある排煙計画としたい。」
(プロのための建築法規ハンドブック より)


全く持ってその通り!でも、現実には実効性のある排煙計画って煙感連動装置(高い!)しかないと思いますが・・・・。

火事の際に煙に撒かれてしまうのは、排煙窓の必要性よりも避難のし易さの方が重要です。第一、避難訓練で「排煙窓を開けなさい」とは習いませんよね?
ちなみに消防庁の避難訓練マニュアルにも排煙窓のことは触れていません。


一応、避難安全検証法というものもあり、この方法を使えば排煙窓が不要になることもあります。しかし、検証には専門の知識を持った人が必要ですし、手数料などもかかります。小規模な施設では現実には簡単に適用はできません。



もちろん排煙窓が不要とはいいません。
ある程度大きな施設では絶対に必要なものだと思います。
消防隊が進入して消火活動する際も排煙窓があった方が良いでしょう。
しかし小規模な施設ならば、個人的には建築基準法で定める採光と換気の窓があれば十分だと思うんですよねぇ。でも、住宅以外はなんでもかんでも排煙窓を設置せよというのは実際どうなのかと・・・。ここで、建築基準法に文句を言ってもどうしようもないんですがね(汗)


最近、国は瑕疵担保履行法をはじめ、目的と中身が一致しない法律ばかり制定しています。
新しい法律をつくるのもいいですが、排煙窓のような実情にそぐわない基準等の見直しもお願いしたいと強く願います。

我々設計者を苦しめてばかり・・・。
建築コストは上がるばかり・・・。



・・・という、グチでした(笑)
かんくペットクリニック+住宅の完成見学会開催


見学会案内(pdfファイル)


2009年3月14日(日)、15日(日)
10:00〜17:00

鹿屋市下祓川町に4月1日オープンする、
かんくペットクリニック+住宅の完成見学会開催します!

動物病院部分は散歩途中の一休み的空間を目指した雰囲気と機能性に優れたプラン。
住宅部分はコンパクトな平屋であるが、高い開放感を持った空間。
動物病院に興味のある方も、住宅に興味のある方も、ぜひ見学にお越し下さい!



チラシは3月14日の朝刊に折込される予定です。
裏面は動物病院の詳細についてです。


かんくペットクリニックの紹介(pdfファイル)


見学会当日は私はもちろん、先生もいらっしゃる予定です。
犬、猫を飼っている方はぜひ先生とお話ししてみて下さい。とても人柄の良い先生ですので。
伴侶動物に関しての相談やもしもの時に頼れる動物病院として、この機会にぜひ見学してみてはどうでしょう。
太陽光発電がデザインに与える影響

太陽光発電を希望する建主さんは非常に多いです。

現状では元は取れないので私から設置を勧めることは無いですが、本当に政府が言うように補助金や価格低下により今の半額で導入できるようにあればメリットも出てくるだろうと思います。日本でも太陽光発電の高値買い取り制度を検討しているみたいですし。

というわけで、将来的に太陽光発電が取り付けできるようにして下さいという希望は多いのが現状です。当然のご要望でしょう。

しかし、実は困った問題があります。

それは屋根の形状です。

ソーラーシステムの効率が良いのは南向き30度の勾配です。

方位角と傾斜角による比率(京セラ)

ただし、30度というと約6寸の勾配ですから、それではちょっと急すぎてメンテナンスも難しい屋根になってしまいます。
また、メーカーによると3寸よりも勾配が緩くなるとホコリなどが溜まりやすくなり効率が落ちるそうですので、3寸〜5寸程度の屋根勾配が現実的でしょう。

というわけで、将来の太陽光発電設置を考慮するということは、

「南向きに3寸〜5寸の勾配で大きめの屋根面をつくる。」ということ。

こ、これはデザイン的にはかなり厳しい制限です。

また、屋根勾配というのは決してデザインだけでなく、立地、防水、室内環境、間取り、吹き抜けなど様々な要素から決定するものです。
様々な要素から計画する上で、この制限は正直頭が痛い・・・。
デザインももちろんですが、例えば屋根勾配を利用して吹き抜けを設けたいときはその配置に大苦戦します。いや〜、本当難しい・・・。

ちなみに、太陽光を効率よく受ける屋根面をつくるということは、ソーラーシステムを載せるまでその太陽光を屋根が直に受けるということです。これは、断熱をしっかりしないと室内が暑くなってしまうので設計仕様上注意が必要です。


もうひとつの方法としては、ある程度フラットの屋根(例えば5/100程度の緩勾配)ならば架台で角度調整をして設置すれば良いと思います。架台の工事費が別途かかりますが、本当に普及が進めばそれほどの費用追加にはならないのではないかと思います。キューブリックなデザインとなります。


それにしても、新築住宅の約7割に太陽光発電を設置するという政府の対策が実現するのなら、将来的に新築住宅は皆南向きの屋根を持つ建物ばかりになる可能性があります。これは日本の住宅デザインにとって結構深刻な問題だと思います。今のうちから何か太陽光発電とデザインの関係を試行錯誤していかないと日本の街並みが大きく変わってしまいますよ。

どんな建物にも無理なく効率よく設置できるデザインも良いソーラーシステムが出来ればよいのですが・・・。
あと、引き込み電柱に取り付けできる小型の高性能太陽発電とか!(←誰か本気で実現してください)



皆さん、どうしてるのでしょう?

このコラムを見ている設計者の方々、今度会った時でもご意見をお聞かせ下さい(笑)
木造の壁量計算
先日、「木造住宅(軸組構法)の構造計画に関する講習会」を受けてきました。
内容はいたって当たり前のことばかりでしたが、建築基準法に定められているものと定められていないものの区別がわかったりしていい機会でした。

しかし、よく考えてみると・・・・

たぶん私、木造の壁量計算などについてこのように講習を受けるの初めてです。

びっくりするでしょう?

ちなみに一級建築士の試験では木造についてはほとんど出題されません。

大学でも習った記憶はありません。

ほとんどの設計士が先輩に習うか、独学で木造の壁量計算を学んでいるんです。私も先輩に教わり、本を見ながらの独学です。


設計士さんに頼んでるから大丈夫、と一般の方は思っていると思うのですが・・・
実際のところ、ほとんどの設計士は壁量計算を見様見真似でやってるんです。
しかも、一般の木造住宅では確認申請に壁量計算の書類を付けなくてもいいので誰からも確かめられることなく家って出来上がっちゃうんです。
私が初めて木造を設計した時は、こんな適当な計算でいいのか?と心配になるほどでした。事実、ここ最近何人もの設計士が壁量計算のやり方を間違っていて一級建築士の免許取消処分を受けています。

改めてこれは怖いことですよね・・・。
その人が壁量計算のやり方を勘違いしていたり、先輩から誤った方法を教わっていれば、誰にも間違いを指摘されることなく住宅を造り続けてしまうのです。まあ、そんな難しいものではないのですけど、結構勘違いしやすい計算なんです。

これから、建築士への必須の講習は増えていく傾向にあるようです。社会的責任の大きい資格の割りに取得後のフォローが何もなかっただけに、いい傾向だと思うし、当然の流れでしょう。


ちなみに、私のやり方はちゃんと合ってましたよ(笑)
縦はぜ葺き現場加工
かんくペットクリニックの屋根はガルバリウム鋼板縦はぜ葺き
珍しくはありませんが、この建物は屋根の一番長いところで14m以上もあります。

そこで問題が。

そんな長いもの、とてもじゃないですが運んで来れません。
では、どうするか?
現場でつくっちゃいます(笑)



普段は工場で使用している加工機を現場に持ってきました。


これがもとの鋼板です。ロールになっています。


鋼板を加工機に入れていくと


こんな感じで加工されて出てきます。


出来上がり。
確かにこれをトラックで運ぶのは不可能・・・。


あとは屋根の上で通常通り組み合わせていき完成。
長っ(笑)

端から端まで1枚の鋼板ですから、高い防水性となります。
設計契約の重要事項説明


平成20年11月28日以降に設計・工事監理契約が締結される場合は、その契約締結前にあらかじめ、建築主に対し重要事項説明を行うことが義務付けられました。

重要事項説明について(pdfファイル)

散々、このコラムでは国土交通省の批判をしてきましたが、この改正だけは大変良いことだと思います(笑)
というより、今まで無かったことの方が可笑しいのですが・・・。

先日、ある物件の設計契約をし、そこで初めて建築士法の改正に伴う重要事項説明も行いました。私も今まではこの重要事項説明の内容に関しては建主様に説明してきたつもりですが、こうやって別に書面を作成して説明するのは初めてでした。特別なことではありませんが、これで巷で溢れている契約に関するトラブルを少なくすることができそうですね。まずは契約を結ばせてお客様を拘束するような手口は減るでしょう。


建築行政情報センターの改正建築士法情報ページに参考の重要事項説明書の様式や記載例などが載っています。

ハウスメーカーや工務店で住宅を建てる場合にも必要となります。おそらくまだ法改正のことを知らない担当者もいるはずですので、今から契約を結ぶ場合は重要事項説明が書面でちゃんと行われていたか確認しましょう。
都城にてNKSアーキテクツ設計の住宅見学会



他社の宣伝です。私の設計した物件ではありませよ(笑)

宮崎県都城(※三股町)にて住宅見学会が開催されます。
設計はラクパハウスを設計された福岡のNKSアーキテクツの末廣さん。
施工は鹿屋の小林建設です。

私はこちらの住宅に関与しているわけではないのですが、自分の営業も兼ねて見学会を手伝いに行く予定です(笑)

私自身まだ観てないので、見学できるのが楽しみ!
あおぞら歯科完成見学会のお知らせ



あおぞら歯科

見学会案内(PDFファイル)

12月21日(日)
AM10:00〜PM5:00

あおぞら歯科の完成見学会を開催します。

中庭を囲んだデザインが特徴の歯科医院です。
清潔感と親しみやすさを持った雰囲気を目指しました。

診療室はそれぞれの診療台へ専用の入口からアクセスすることにより、
診療中の姿を他の患者者に見られることがありません。
また、診療中は寝ている時に高窓から「青空」を見ることができます。
平屋ですが、勾配屋根を利用した高い天井高も特徴です。

歯科医院の見学会ですが、家づくりをお考えの方にも参考になることが多いと思います。
当日は住宅相談も承ります。
どちら様もお気軽にお越し下さい。


場所は現在のあおぞら歯科の斜め前です。
鹿屋市西原の鹿児島銀行横、旧トーヤ跡地の裏になります。

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