住まい | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

PROFILE

 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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お部屋探しの注意点
県職員の異動も発表され、これから賃貸物件の入れ替えがピークになります。

これから物件を決められる方にアドバイスをしたいと思います。

まず、今月中には引越しをすましたい方。
住みたい物件が見つかったら出来る限り早く決めてしまいましょう。
一晩考えて次の日に決めようと思ったらすでに予約が入っていたというのはこの時期本当に多いです。特に今週は激しく物件が動くはずですので、優柔不断は禁物です。1時間の決断の差が明暗を分ける場合もあります。

逆に4月5日とかでもいい方は、じっくり決められてもいいと思います。3月30日とか31日に退去する物件も多数あるので、それを狙うことができます。とりあえず、今の時期は本当に住みたいと思う物件が出るまで即決しないことです。3月は強気でも4月になると不動産会社は弱気になります(笑)。もちろんいい物件を見つけたら即決も大事です。


さて、もうひとつアドバイスとして敷金と礼金の判断があります。

敷金とは預かり金であり、クリーニング費用などを引いたお金が退去時に返ってきます。

礼金は一切返ってきません。大家さんにあげるお金です。

そのため「敷金2ヶ月」と「礼金2ヶ月」は大きく違います。

また、洋室と和室でも敷金の返り方は違います。
和室の場合、通常畳と襖の交換代も敷金で清算しますので、洋室よりも敷金の返却額は少なくなります。
逆に洋室主体の部屋ではフローリングやクロスに目立つ傷を付けない限り、クリーニング代以外の敷金は返却されます。

鹿屋の家賃相場なら、
和室主体の部屋の「敷金2ヶ月」と洋室主体の部屋の「敷金1ヶ月礼金1ヶ月」が同じ程度の敷金返却額じゃないでしょうか。もちろん場合によりますが。

他にも、不動産会社や大家さんにより賃料の書き方は様々です。当社の物件も物件により書き方が違います。惑わされないようにしましょう。

例えば、賃料を安くみせるため、共益費や駐車場を別にとる物件があります。
48,000円の賃料 +共益費3,000円・駐車場3,000円
54,000円の賃料 駐車場込み
両方とも同じことですが、全然印象が違います。もちろん騙されるような人はあまりいないんですが、広告を見たときに一瞬騙されてしまうんですよね。合計金額のみで判断するクセをつけておいた方が正しい選択ができます。電話で聞くときも「2DKで5万円以下の物件ありますか」と聞くのではなく、例えば「2DKで駐車場2台と共益費の合計金額5万円以下の物件ありますか」と聞くようにしましょう。不動産巡りに無駄足は本当に疲れますよ。


最後に。

寿地区の賃貸マンションなら当社エンジニアリング開発へ(笑)
入退去のシーズン
ちょっといろいろありましてご無沙汰していました。しかし悩む間も無く仕事が迫ってます・・・。

さて、そろそろ不動産においては賃貸物件の入退去のシーズンに入ってきました。お客さんも少しずつ増えています。ちなみに当社は大通り沿いにないので、通りがかりにお客さんが来られることはほとんどありません。「口コミ」か「インターネット」か「管理マンションに掲げている看板」を見て来られる方がほとんど。この3つでお客さんの8割を占めるかなぁ。「そちらの会社はどこにあるんですか?」との問い合わせは数知れず、すいません分かりづらい場所で。よくこんな立地条件でやっていってると思います(笑) そんなわけでお知り合いで賃貸物件を探している方にはエンジニアリング開発を宣伝してくださ〜い!あ、もちろんk-work.netも!


話しは変わりますが、新しい住まいを探しているお客さんからは元気をもらえます。そりゃあ、新しい生活が始まるんですから、大抵の方は希望に溢れているわけです。いいですね、正直羨ましい、気分転換に自分も引越ししたいですよ(笑) でも自営業は転勤とか絶対ないからなぁ・・・。
漏水のトラブル
最近、当社(エンジニアリング開発)で管理しているマンションで漏水のトラブルが立て続けに起っています。

1件は配水管の不具合による漏水、もう1件は留守中に蛇口の上部にあったものが落ちてレバーハンドルが押され、水が勝手に出て、蛇口下にあった食器等に水がはねて、その水が床に落ち続けてたことによる漏水(偶然に偶然が重なった感じです)。

結果、両方とも下階に漏水し、被害が出ました。1件は下階の家財にはほとんど被害がなく、天井の張替え等で済みそうですが、もう1件は漏水の量が凄くて、家財への影響が多大でした。しかもブランド物や着物などへも・・・。

先日、火災保険(正確には住宅総合保険)の話をしましたが、火災保険にさえ入っていれば、家財への損害は補償されます。加害者も被害者も救われます。しかし、今回の場合、両者とも保険に入っておらず、すべて加害者自身による補償となります。この場合、加害者に補償能力があればいいのですが、損害金額が大きくなる場合、補償しきれない場合があります。そうなると、被害者側も補償不可能の分については自己負担せざるを得ません。下手すれば裁判沙汰となってしまいます。

このようなことがあって、火災保険の必要性を改めて考えさせられました。最近では新しく入居される方には強く火災保険を勧めていますが、昔から入居されている方は入っていなかったり、契約期間が切れているケースも多いと思います。そのため、当社管理物件の入居者の方々には全世帯に火災保険のご案内を投函しようと考えております。


それにしても、建物が古くなってくると漏水など水のトラブルが増えてきます(涙)。今回の件は老朽化によるものではありませんが、水のトラブルは本当にたちが悪い!
「この水は一体どこから??」
漏水発生箇所や原因を探し当てるのが一番大変です。原因さえ判明すれば直すのは比較的簡単なんですけどねぇ。
賃貸物件における火災保険について


先日、小額短期保険募集人になるための講習と試験を受けてきました。

賃貸アパートやマンションを借りたことのある方なら、不動産会社に火災保険に入るように言われたことがあると思います。多くの不動産会社は「宅建ファミリー共済ハトマーク保障」という火災保険を扱っており、当社もこれを扱っていたのですが、今までは無資格でできたものが、制度が変わり、ちゃんとした保険取り扱いの代理店として登録が必要となったのです。なるほど。

さて、私も一人暮らしをしていた時には、火災保険に入らされていましたが、実は内容を全然知りませんでした。本当は不動産会社は重要事項説明が必要らしいのですが、多くの不動産会社は特に説明をしていないようです。おそらく、今でも多くの方がこの賃貸における火災保険について内容をご存知ないと思います。せっかくお金を払って入った保険ですから、内容を理解して頂けるよう簡単にご説明したいと思います。

現行の「宅建ファミリー共済ハトマーク保障」の場合。最低掛け金は2年間で12,000円です。正直、まず起らないであろう火災に対しての掛け金にしては高いと思っていましたが、改めて内容を知るとかなりお得であると思います。火災保険ではありますが、実は火災以外のことにも多く適用されます。そのことを多くの方がご存知ないようです。

まずは「水漏れ」。よくあるのが洗濯機のホースが外れて留守中に水浸しになり下階の家具などに損害を与えた場合。他にも台所やトイレのつまりによる場合もあります。当社の管理物件でもたまにあります。

そして以外に知らないのが「盗難」。泥棒にあって貴金属や金銭を盗まれても対象になります。そして、持ち出し家財(貴金属の入ったバックなど)が旅行先の建物内で盗まれても対象となります。また、カギが盗難にあって錠を交換した費用も対象になります。

あとは落雷でテレビが壊れたとか、子供が自転車で他人に衝突し怪我を負わせたなども対象となります。もちろん火災の他、災害時の仮住まいの家賃も対象となります。

他には、提携先のホテル代やレジャー施設の割引サービスなどもあります。

このように、火災保険と言っても実は他のことに適用可能な場合が多いのです。ぜひ一度、ご自分の入っている火災保険の内容を見直して見て下さい。また基本的に2年間の保険です。契約期間が切れていないかご確認をお願いします。保険は内容を把握しておかないともったいないですよ!
分譲マンションへの警笛
築20年以上マンション、修繕積立金「不足」43%

分譲から数十年が経過したマンションの多くが、建物の劣化を抑える修繕費の不足に直面している。日本経済新聞社が全国の築20年以上のマンション管理組合を対象に調査したところ、43%が「修繕積立金が不足している」と回答。老朽化が進むと、周辺を含む住環境が悪化する恐れもある。

 「高齢予備軍」といわれる築20年以上の分譲マンションを対象にした全国調査は初めて。

 マンションは建築後10―15年周期で外壁塗装や給排水管工事などの大規模修繕が必要で、管理組合が各戸から月数千―数万円の積立金を徴収するのが一般的。調査では修繕積立金が計画より「やや不足」または「かなり不足」と回答した組合は43.4%に達した。

以上、日本経済新聞 朝刊より



この辺が分譲マンションの大きな問題であると思います。たかだか20年でこの数値は、私の予想よりも高いですね。分譲マンションのローンを20年で終える方は少ないはずです。お金を払い続けて自分のものになった時には、老朽化が進み、修繕積み立ても足りないので補修もできない状況の建物となってしまっているパターンが多いということです。自分の資金や意思だけではマンション全体の修繕は不可能です。

さて、鹿児島では分譲マンションが増えてきています。鹿屋でも少しずつ増えていくでしょう。しかし、よく「いまのお家賃で分譲マンションが買えます」というような広告も見ますが、分譲マンションにはローンの他に税金と修繕積立金、共益費、駐車場が月々必要となることを忘れてはいけません。ファイナンシャルプランを立ててみると、破綻してしまうという事例は少なくありません。私個人的には、地価の高い都会ではまだしも、地価の安い鹿屋などでは、デベロッパーを介する分譲マンションを事業として成り立たせるのは難しいのではないかと思います。同じ値段で共益費もない土地付きの戸建住宅が買えるのですから。

結局、記事によるとそのローンの他の修繕積立金などが支払い不可能になってしまう方が多いということでしょう。この43%という数値は恐ろしく高い数値であると思います。今後、荒れ果ててスラム化してしまう分譲マンションが増えてくるということです。周囲の住環境もかなり悪化させるはず。これは法的にも早めに手を打った方がいい気も・・・。


分譲マンションは、都会においては仕事場に近い場所でマイホームが持てるなど、メリットも数多くあります。資産運用においても分譲マンションは貴重な存在です。しかし分譲マンションを購入する方、されている方は管理組合と修繕積立金の重要さをしっかり理解することが必要です。定期的に管理・メンテナンスをしていけばマンションの価値はそれほど失われません。しかし、この43%という数値は管理組合と修繕積立金を守るためには努力が必要であることを示しています。

今は大丈夫でも今後はどうなのか?積立が滞ったときの対策はあるのか?管理組合は町内会みたいなものですから、管理組合がしっかりしていれば、コミュニティーも生まれ、住みやすいコミュニティタウンとなるでしょう。しかし、めんどくさいと管理組合に協力しない人が多いマンションは結局この43%の中に入り、将来的に価値の無い分譲マンションを買わされたことになってしまうのです。マンション住民全員でマンションを守っていくという意識が必要なんですね。


将来的にはこの43%という数値が減ってくれることを願います。20年前は管理組合というシステムが確立してなく、現在は管理組合というシステムが機能してきているという考え方でいけば数値は減るでしょう。しかし、20年前よりもローンの他に共益費も修繕積立金も駐車場代も相場金額はかなり上がっているため(特にバブル期のマンション)、滞納者が増えてきているのではという考え方でいけば数値は増えるでしょう。ま、モラルの問題でもあると思うんですけどね。

さて、どうなることか?
車社会と歩かない生活
デューク更家の美しくなるウォーキングダイエット [ビデオ]最近見ないなこのおっさん。

鹿屋は軽自動車が多い。

軽(軽トラも)が走りまくっております。実は東京ではこれほど軽は走っておりません。「そりゃあ、東京の人の方が車にもお金をかけてるからでしょ?」と言う人もいるでしょうが、それは全く違うと思います。東京では鹿屋のように1家に2台も車を持っている家庭はとても少ないんです。そのため、1家に1台となると家族全員のお出かけのためには軽では役不足なのです。逆に鹿屋では1家に2台あるのは普通で、2台目は家計に優しい軽というパターンが多いのです。家計の車への負担というのは都会よりも田舎の方が多いに違いありません。まあ移動手段が車しかないのでしょうがないのですが。まさに田舎は車社会。

このことは家づくりに顕著にあらわれます。

まず、駐車場のない家づくりは考えられません。これは住宅だけではなく、マンションやアパートにさえ当てはまります。鹿屋体育大生でさえ車を所有している人は多いですからね。もちろん当社で管理している賃貸物件は100%駐車場を完備しています。そして、3DK以上となると車が2台確保できない物件の成約率はとても低くなってしまいます。ましてや戸建住宅だと2台駐車場は当たり前ですから。桜島という難敵もいるので、本来は屋根付きがベスト。

ただ車社会というのは、生活する上では悪影響の方が多い事実。

私もそうですが、鹿屋の人はどこに行くのも車で、ちょっと歩くというのを極端に嫌う傾向があります。そのため、公共施設や店舗は目の前に駐車場がなければならない。離れた駐車場に停めて、商店街を歩いて買い物するということは嫌われます。北田・本町の商店街が廃れた原因でもあり、これは鹿屋市再開発ビルで心配な面でもあります。
しかし歩くという行為にこそコミュニティが生まれやすいし、新しい発見も生まれます。歩いて移動するのが本来の人間の姿。体力的にも精神的にも歩くということは長生きの秘訣!

昔は都会よりも田舎の方が健康的に過ごせると思っていましたが、都会の人の方がはるかに歩くんですよね。鹿児島は長寿県で有名ですが、こんなにも歩かない生活を続けていると長寿ランキングも下がっていくだろうなぁと思う今日この頃です。最近サボりぎみのジムに行かなければ!
ペットと暮らす
犬と暮らす家。 (vol.01)雑誌もいろいろあります。

すでにペットの数は14歳以下人口を上回っています。
また、ペットを飼っている世帯数は2045万世帯、18歳未満の子供のいる世帯は1279万世帯。(2005年時。日経BP社調べ)
つまり、子供と同居するよりもペットを飼っている世帯の方がかなり多いということです。鹿屋市ではまだ割合的には少ないとは思いますが。

実際、私が最近計画設計中の物件は、犬のトリミングショップにペット共生住宅とペットが絡んでいます。また、不動産の方ではペット飼育可能マンションの問い合わせが多くなってきています。

ペットと共生する建築をつくるときの重要事項としては、引掻く、噛む、汚れ、臭い、鳴き声、トイレ、ペット用子扉、足洗い場などへの対策が必要となります。特に賃貸住宅を猫飼育可にする場合は引掻くことへの対策が重要です。基本的には腰壁と床を塩ビシートやコンクリートにするなどの工夫をすれば解決できます。また、ペット共生マンションにするか、ペット共生可のマンション(違いわかります?)にするかによっても対策が違います。つまりペットを飼わない人が多く住む場合には、飼わない住人へ不快感を与えないようにすることが重要です。特に既存のマンションを途中からペット飼育可のマンションに変更する場合には慎重に対策を考えましょう。

新築住宅を計画されていて、家の中で飼うのに抵抗のある方へは、日経アーキテクチュアに掲載されていた関谷昌人さん設計の「池田の家」という設計手法が面白いと思います。この住宅では「犬の動線」を重視し、犬が外部から家の下のトンネルを通って中庭に自由に行き来できます。また、トイレやバスコートへも自由に行き来でき、犬と人間の境界線は保たれたまま、常に一緒にいる感覚になれます。当社に掲載雑誌がありますので、気になる方はお見せ致します。

また、子供部屋のかわりにペット部屋を設ける方も増えていますし、ハウスメーカーでもペット専用のラインナップを揃えているところもあります。ペット=子供と考えている方は少なくありません。

今後、ペット人口は増えていくものと思われます。特にDINKS(子供のいない夫婦)や子供が巣立った老夫婦などの人口割合が増え、子供のいないご家庭の方がペットを飼う割合が多いからです。

そのため、今後はペットのトラブルも増えてくるでしょうし、法的なガイドラインも整備されてくるでしょう。私達設計者や不動産関係者もペット飼育に対する知識や理解と判断が必要となります。私も自分の仕事や雑誌を通じて、ペット共生住宅について日々勉強していきたいと思います。
子供
台風一過。今のところ管理マンションからの被害の報告はありません。とりあえずほっとしました。雨台風ではなく風だけだったのが幸いでした。

さて、本日は「子供」について。

大学の卒業設計のテーマが子供についてだったので、その当時子供と教育に関する本を結構読みました。「きれる」子供が増え始めた時期でした。当時自分の考えた結論は「親と学校と行政が手を結ばなければどうにもならん」!それで、そのようなことのできる教育センターを考えたのですが、建築で解決できる問題ではないですね。無謀な計画。まあ、若かった。

現在、状況はより一層悪くなっています。最近の未成年や子供の犯罪については目に余るものがあります。自分には子供もいないし子育てもしたことはありませんから、偉そうなことは言えないのですが、公共の場での親のしつけの悪さにはびっくりします。もちろんしっかりしつけのできている子供もいるのですが、親がとにかく怒らない。また、先日の「たかじんのそこまで言って委員会」でも取り上げていましたが、子供のような大人が多すぎる。自分で考えて行動できないのです。私は人間は失敗したり怒られたりして成長していくと思っています。最近は母子家庭が増え、威厳のある父親が減りました。今後ますます子供のような大人が増えていくのではないかと心配でなりません。(←すべて自分を棚にあげて書いていますが)

「極端な甘やかし」  「子供の虐待」

このふたつは両極端なものですが、実は両方とも子供の教育を放棄していることに共通点があります。虐待は犯罪ですが、甘やかしは親も気づいていないことがあるので余計にたちが悪い。犯罪に走る未成年はどちらかの事例に当てはまることが非常に多いのです。


私は住宅を設計するにあたり、建築が子供の教育についてどこまで貢献できるんだろうとよく考えます。実際には建築でできることはあまりないとも思います。ただ、せめて子育てのために提案したいと考えていることが2つあります。過保護な世の中に反発したい思いからかも知れません。


「子供部屋は4.5畳もあれば十分。子供に贅沢な部屋を与えない。」

亡くなった建築家宮脇壇氏の主張でもあります。子供部屋に余計な機能を与えるから部屋にこもる。勉強と寝ることができれば十分です。小学生から子供にもプライバシーをというような過保護は子供にとってよくありません。その分リビングを広くして、家族の中心をリビングにもってくることのほうが大切です。
とりあえず大きめの子供部屋をひとつ用意し、家具で子供部屋を仕切り、子供が増えるにつれ仕切り方を変え、余ったスペースは収納部屋として機能させるとかフレキシブルな対応もいいと思います。


「帰ってきてから気づかれずに子供部屋に行けないプランニング。」

家に帰ってきたら、一言でも会話が生まれるようにします。
リビングを通らないと行けないようにしたり、プラン的に難しければリビングやキッチンから玄関とかアプローチの気配がわかるようにしたりします。子供がいつ出て行っていつ帰ってきたか親として把握できなければなりません。


他にも子供のために必要な措置はたくさんあります。もちろん、安全面、セキュリティーなどにも気をつけなければなりません。そして子育てに理想のプランニングは家庭の事情や考え方でひとつひとつ違います。その理想のプランニングのお手伝いをするのが設計者の仕事です。

しかし、いい家がいい子供を育てるということはありません。結局は家庭、学校、地域の環境が子供を育てます。建築はそれらの道具であり装置にすぎません。ただ、少なくとも道具であり装置になりえる建築でありたいと思うのです。住宅が家庭の象徴である限り。
超高層のマンション

先日、東京で大停電がありました。

鹿児島でも台風や落雷でたまに停電します。最近は少なくなりましたが。そのときに改めて思うのが、電気の無い生活は考えられないなということです。※関係ないですが停電のときは携帯の明かりが本当に役に立ちますよね!常に身に着けてるし!
そして思ったのが超高層マンションのこと。

今、都心では超高層のマンションが次々とできています。
しかし私は超高層マンションなんて絶対に住みたくないと思います。(ま、住めるようなお金もないですが・・・。)メリットが眺めがいいぐらいしか思い浮かばないからです。それよりもデメリットの方が多い。まず外に出るのがおっくうになるでしょう。特に子供を育てるのには最低の環境だと思います。さらに、周りを見下すような心境になって曲がった子供に育ちそう・・・。あと風圧が強いのでバルコニーにも出られません。
そして、先日の大停電ではエレベーターが止まりました。10階以上の階から階段で上り下り。大変ですね。
それよりも深刻なのがすべてのライフラインに電気が使われています。電気がないと水でさえ使えません。階段上って水を運ぶのも無理な話。いくら地震に強い建物でも大地震で2、3日停電したら避難所生活を強いられるでしょう。

ところで、私が客観的に心配しているのは50年、100年後とかどうなるのということです。あんな超高層壊そうと思っても壊せません。単なる廃屋ビルという生易しいものではありません。住戸数も半端なく多いですから、万が一スラム化したら大変です。50年後も管理組合が機能し、メンテナンス管理がされているのかなんて誰もわかりません。今の住人は入れ替わっているはずですから。

建築が高さを求める。わかる気がします。広い土地でなくても多くの床面積を確保できます。オフィルビルなどは利便性のいいところで効率よく多くの会社が集まって働くことができます。シンボリックな建物に会社をかまえることは企業イメージ的にもメリットがあります。
しかし、特に集合住宅にあっては高さを求めてはいけないと思うのです。ほとんどは周囲が住宅地のところに建つので、周辺住民への影響が大きすぎます。近隣紛争になるのは超高層マンションがほとんどです。デベロッパーの利益や住人の眺望のために周囲が犠牲になってもいいのかということです。そして、今回挙げたように決して住む人にとってもいいことばかりではない。

個人的には、全国の地域ごとに集合住宅の絶対高さは行政で定めてしまってもいいのではと思います。常々言っていますが、集合住宅はすでに日本全国供給過多なのです。そんな状況のなかで、周囲の住民が犠牲になるものはつくってはいけないと思うのです。
賃貸集合住宅に住むということ
これも集合住宅!


んー、昨日より足痛ーーい。次の日筋肉痛がきて安心してたのに・・・。

さて、職業柄集合住宅について感じていることを・・・。
不動産業として当エンジニアリング開発の仕事の中心は賃貸マンションの仲介管理業です。様々な入居希望者がいらっしゃいますし、現入居者の方とお話する機会もあります。本当にいろんな方がいらっしゃいます。
私はこの鹿屋市という土地で、集合住宅に携わっていくなかで、そもそも集まって住む意味、すでに飽和状態になっている賃貸マンション市場をどのように打開していくかを最近考えております。

賃貸集合住宅に住むことの利点といえば、「メンテナンスがかからない」「鍵1本で防犯性能を確保できる」「生活や家族に変化があった時に引越ししやすい」「固定資産税等が不要」などなど。
一方欠点といえば、「音の問題」「庭がない」「自分の好きなように改造できない」「敷金や家賃」などなど。
※お隣との人付き合いやプライバシーに関しては、どちらがいいか人それぞれ考え方は違うでしょう。
ちなみに一番ネックとなる音の問題に関しては、設計段階でしっかりと防音対策を施されていれば解決できる問題です。

ここ鹿屋にあっては土地代も安いため、長い目で見れば建売住宅を買って住んだ方がお得という人もいます。ずーっと同じ家族で同じように住まれるならそれもありだと思います。しかし、現在では家族の形態が変化するのは当たり前だし、職業が変わって転勤することも多い世の中です。その際その住宅を人に貸したり売ったりしようとしても、何の特徴もない古い安普請の建売住宅では値が付かないことがよくあります。ローンだけが残って。
賃貸住宅なら何の気兼ねもなしに引っ越すことができます。自分の今のスタイルにあった部屋を選んで住み替えていく。そして、自分の住宅を持つなら古くなっても価値の薄れない住宅をつくる。これが理想かなと思います。

nLDKの間取りはバランスの取れた住みやすいものだと思います。しかし、必要とされている量に対してあまりにも建ちすぎ!その反面、こんなにあるのに集合住宅の選択肢が少ない!「住まいについて」でも書きましたが、家賃・広さ・場所・年数の判断基準しかないのです。例えば狭くてもおしゃれに住みたいとか、ただ一部屋20畳ぐらいの部屋がほしいとか要望があってもそんなお部屋はなかなか無い!
お金のある人は自分で家を建て、お金の無い人は賃貸に住むという時代は終わりました。一生賃貸集合住宅に住むという選択もあります。ローンやメンテナンスに悩むよりよっぽど気楽です。もちろん物件によりますが・・・。

自分の仕事を通じてもっと個性的で質の高い賃貸集合住宅を供給していければと思います。一生この賃貸集合住宅に住んでもいいかなと思えるぐらいの愛される住まいを。

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