KAP建築セミナー | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

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 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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KAP建築セミナー
先週末は熊本へ。
くまもとアートポリス建築展2008のKAP建築セミナーに参加してきました。

22日は県庁にてセミナー。

「現代建築放談」
出演者:伊東豊雄+赤松佳珠子+桂英昭+小嶋一浩+坂本一成+末廣香織+曽我部昌史+高橋晶子+高橋寛+藤本壮介+永吉歩+渡瀬正記+KAP

とまあ、日本を代表する建築家が勢ぞろい。
別にこの日のためのゲストということではなく、全員が熊本アートポリスのプロジェクトに関わっているというのがこの事業のまた凄いところ。鹿屋のラクパハウスも設計された末廣さんが進行役でした。
それぞれが自分の作品を説明し、その後はフリートーク。
ワークショップの意義、建築とは何か、設計の姿勢など中身の濃〜い放談でした。

モダニズムとも、ポストモダンともいえない、新しい世界に突入しつつあるということを実際に実感できました。疑問を持っていた最近の建築の傾向について理解できた気がします。それが、私の設計活動にすぐに影響することは無いですが、建築雑誌などを介してトップランナーの影響をじわじわと受けることになるでしょう。

そして最後に伊東さんが強調されていたのは、建築家と一般の人との関わり方でした。当たり前のようなことですが、特に公共事業においては非常に困難なことです。公共事業において数多くの苦労されていた伊東さんの言葉は重かったです。現在、華やかな建築をつくっているように見えますが、その裏には様々な想いがあるのでしょう。


その後は交流会。勝手に立食パーティーのような雰囲気を予想していたので、居酒屋の大広間は予想外。それにしても人多かったなぁ。
2次会はカラオケ大会(笑)
伊東さんのカラオケ好きは噂で聞いてましたが・・・・・。学生に混じって、建築家の方々がカラオケボックスで歌っている光景はなんか凄かったです(笑)



23日は
「アートポリスプロジェクトの現場で設計者が語る〜モクバン&芦北町交流センター」
建築家の方々と共に2つの現場をバスで廻りました。

まずは芦北町交流センターへ。設計者:高橋晶子+高橋寛。


現在、まだ工事中です。バトミントンの試合も想定した体育館のような空間。
こちらの建物の屋根は木造。かごを編むような構造になっていて、構造体のせいはなんとわずか120mm。実際には60mmでも構造的には大丈夫らしいです。RCや鉄骨をつかってもそんな薄さは無理です。木造の可能性を感じる建築でした。
木は熊本の杉を使用していますが、加工したのは大隅の工場だというのにも驚きました。

次はモクバンへ。


この施設は球泉洞休暇村のバンガローです。設計者:藤本壮介。
35cm角の材木を組み上げて出来た建築。中は平らな面がほとんどなく、寝る場所、座る場所はどこ?という状態です。
見学の日はあまりの人の多さにアミューズメント施設と化してましたが、またゆっくりと別の日に泊まりに来たいですね。



そんな感じで中身の濃い2日間でした。日本建築のトップランナーと直に話が出来たのは貴重な体験でした。また開催して欲しいイベントですね。


熊本アートポリスは世界でも珍しい形態の事業です。海外からの見学者も多いようです。

よく公共建築は「ハコモノ」として批判されます。熊本では、そのハコモノをつくるのではなく、建築家とともに本当に価値のある公共建築として造っていこうという事業です。建築家は基本的にコミッショナーによって選ばれるのも特徴のひとつです。
確かに、バブル期には批判されても可笑しくない多額の税金が使われたのも事実。しかし、その事業が20年近く経った今でも継続しているのは驚くべきことです。一時、下火になりそうでしたが。
そして、伊東さんが新たにコミッショナーになって、また事業が動き出しました。このようなイベントが盛況に開催できるのも久しぶりとのことです。
しかし、予算は昔とは一桁以上違うようで、運営は本当に苦しいようです。
携わる建築家の方々はもちろん、発注主となる市町村の方々、そして県職員さんの頭が下がるほどの理解と協力があって初めて成り立っているものだと痛感しました。特に、行政サイドの方々の頑張りは涙ものです。

まあ、鹿児島じゃあ無理な事業でしょう(涙)。ただ、学ぶべき点はたくさんあるはず。


残念だったのは今回のイベントに鹿児島からの参加者が非常に少なかったこと。隣の県なのに。全国各地から参加者がいたのに。
特に、鹿大生!こういう貴重なイベントを逃してどうするの?


熊本県庁。イチョウが綺麗でした。
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