マンションは数十年後を想定せよ | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

PROFILE

 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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マンションは数十年後を想定せよ
【超高層マンション】専門家が指摘する「スラム化の危険性」
日経BP社
 眺望の良さ、職住近接の便利さなどがうけて、売れ続ける超高層マンション。大都市圏ではまさに超高層マンションの建設ラッシュだ。しかし、超高層マンションには、社会的な視点における「心配要素」もある。マンション問題に詳しい福井秀夫・政策研究大学院大学教授に超高層マンションが抱える課題について語ってもらった。

 超高層マンションは、大都市部において極めて望ましい居住形態の一つだ。都心部の貴重な土地を、多くの人でシェアして使うことができ、しかも職住近接を実現しながら、快適性のある住まい方ができる。その意味では、超高層マンションが今、ブームになっているのは望ましい。

 ただ、心配しているのは分譲形式が圧倒的に多いことだ。中高層マンションでもそうだが、分譲では大規模修繕や建て替えの際、合理的な判断でスムーズに意思決定することが難しい。区分所有者が多く、利害関係の調整に時間がかかるためだ。

 5年前の区分所有法の改正で、戸数と面積それぞれの5分の4決議で建て替えができるようになり、合理的な判断による意思決定がしやすくなったとはいえ、それでも少数の反対者がいると建て替えなどは頓挫しやすい。ましてや超高層になると、何百人もの区分所有者がいるため、決議までにかなりの時間と労力が要るはずだ。もし、建て替えや大規模修繕ができないと、超高層マンションは荒廃し、スラム化しかねない。

 数十年先、100年先の問題かもしれないが、将来のことを考えて、現行の建て替え要件を、面積のみの3分の2または2分の1決議で足りるよう改め、建て替えなどが合理的に、早く決められる法制度にもっていくべきだ。そうしないと超高層マンションは100年ぐらいするとスラムの温床になる。

 スラム化を防ぐ方向で法改正することを日本の社会が断念するなら、セカンドベストとして超高層はすべて賃貸にすべきだ。賃貸ならば、少数のオーナーの判断で建て替えや大規模修繕をすぐ実行できる。(談)



以前も超高層のマンションの問題を書いたことがありますが、記事の内容には共感を覚えます。

超高層の問題って、ちょっと考えればわかることなのに、皆が目を背けているように思えます。ニュースで取り上げられることもなければ、売主・買主とも理解しようとしていません。大手デベロッパーでさえ明快な回答を避けています。売れればいいの?儲かればいいの?ステータスあるところに住めればいいの?どうするつもり?関係者はいつまで目を背けるんでしょうか?国はいつまで何の対策も打ち出さないんでしょうか?


ちょっと話は変わりますが、「スラム化」といえば鹿屋のマンションも例外ではありません。

鹿屋も集合住宅が飽和状態になっています。もはや、鹿屋市民は誰も集合住宅を求めていません。建設会社や施主の「エゴ」でしかつくられていません。未だに誰も必要としていないワンパターンの集合住宅がつくられ続けています。ここ数年の鹿屋市のマンションの建築の仕方をみると残念で残念で仕方ありません。「あそこにマンションができてよかった!」って話しは誰からも聞いたことありません。「またできちゃったらしい」って話しはよく聞きますが・・・・・。新築のマンションですら空室だらけ。それが現状。


集合住宅をつくるなら、本当に必要とされているものなのか?

数十年後も価値を持ち続けることができるものなのか?

そんな当たり前のことから何故ゆえに目をそらす?


残念ながら、少なからず「スラム化」してしまうマンションはあるでしょう。できてしまったものは簡単に壊せない。数十年後には巨大な「産業廃棄物」となるでしょう。

私は鹿屋の街が好きだからこそ、怒りすら覚えます。
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