鹿児島の景観について考える | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 +D設計室プロジェクトノート

  〜現在工事中、計画中の建築レポート〜

PROFILE

 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
 鹿児島県、鹿屋市、設計事務所、
 家づくり、建築家、不動産、資産運用
 デザイナーズマンション、インテリア
 などについて偉そ〜に語っている
 コラム(ブログ)です。


 
 


     

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鹿児島の景観について考える

鹿児島の象徴桜島

今日の南日本新聞に「良い景観」「悪い景観」という論評が掲載されていました。書き手は鹿児島大学建築学科教授の松永安光さんです。松永さんは都市デザインや集合住宅の分野で鹿児島だけではなく日本でも有名な方です。鹿児島の景観を担う重要人物のお一人と言ってもいいでしょう。まだお会いしたことはありませんが・・・。

松永さんはこの中で自然的な景観と人工的な景観があるとしています。

自然的な景観と言えば鹿児島でもっとも有名なのは桜島でしょう。人口的な景観と言えば天文館とか鹿児島中央駅などが挙げられます。松永さんも鹿児島中央駅について触れています。中央駅は美しい景観を創る会で悪い景観100景のひとつに挙げられてしまっています。当事者の人たちは選ばれたことに大変お怒りになったそうです。それはそうでしょう、鹿児島のカンフル剤として念願の建物だったのですから、余計なお世話というものです。実際、中央駅周辺は今や大変な賑わいを見せています。(私個人的に建築としては好きではないですが・・・。)

そして松永さんはパリのエッフェル塔も当時は非難されていたが、今やパリの景観の重要なひとつとして認められおり、人工的な「良い景観」は「慣れ」の問題もあり一概には言い切れないと書いています。そう、無難だからとか派手だとかという問題ではないのです。

私は以前建築は「文化」であると考えていると書きました。そしてそれは人が創るものです。決してただ昔のものを真似することが文化ではありません。過去のよいものを受け継ぎつつ、今できることを考えていくことが文化だと思います。そしてそれが景観を創っていくと思っています。

「いい景観」とはとても難しいことです。感じることは人それぞれですから。ただ、私が本当に重要だと思うことは「景観を考えること」。特にデベロッパーや設計者は絶対に景観を考えて建物を創る必要があると思うのです。しかし、実際には全く景観を考えていない建物があまりにも多いのです。ある企業では設計者が現場を見ずに設計しているということも聞いたことがあります。建築はその「土地」に根付くものです。その場に建ち続けるのです。大きい建物ほど周囲に与える影響は大きいのです。

正直いって私はマンションデベロッパーが嫌いです。景観を考えない自分本位の企業が多いからです。鹿屋にも住宅地の真ん中に13階建ての分譲マンションができる計画があります。出来上がると恐ろしく異様な光景でしょう(鹿屋の素晴らしい建築のひとつになるという可能性はゼロでなないでしょうが・・・)。私が感じたのは、デベロッパーがただ儲けるためにつくる建物であるということ。周囲の状況を考えて企画されたとは思えません。もちろん、建築基準法を遵守した建物である以上、反対はできませんが。ただ、これが完売して成功したら他にもニョキニョキできるのかなと思うとぞっとします。

鹿児島らしい景観とは?簡単な問題ではありません。私も建築に携わる身として常に考え続けていかなければと思っています。100年後にも認められる景観を。
コメント
from: kobayashi   2006/08/08 2:38 PM
ブログも結構書いてますね!早く教えてくれれば良い物を・・・
そういえば松永さんにまだ会ってなかったねー、今度会いに行こうか?私も最近挨拶もしてないし、鹿児島大学の近くには行くのですが、いつもいらっしゃる訳ではないし、連絡とって見ましょうか。
from: Yasufumi kawabata   2006/08/08 7:05 PM
ども!
この前までコメント拒否にしてたので訪問者第一号です(笑) いやー、なんかブログを人に見られるの恥ずかしいもので(←じゃあ、なぜ書いてる?)。できれば松永さんにお会いするのはk-work.netのリニューアルが終わってからお願いします。出来上がったものの評価をもらいたいですね。ボロボロに言われる気もしますが・・・。
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