建築接合金物の注意点 | 住まい・建築・デザインに関するコラム
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 プラスディー設計室の室長(代表)。

 エンジニアリング開発の専務。

 住まい、建築、デザインに関して
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建築接合金物の注意点

木造住宅の柱や筋交いの端部には接合金物が必要です。
一般的には「Zマーク表示金物」という財団法人日本住宅・木造技術センターが認定した金物が使われることが多いですが、各建築金物メーカーが発売している金物の方が使い勝手が良い場合もあります。

外部に構造用合板やケナボードなどの面材耐力壁を使用する場合はフラットタイプの金物がお勧めです。※例えばこちらの金物
普通に山形プレートを使うと出っ張るので木を削るか合板を切欠く必要があるからです。


そして重要なのは筋交いの部分の金物です。
当社のように面材耐力壁を使う場合は全体的に力が分散されるのですが、筋交いのみの耐力壁の場合、筋交い端部に力が集中します。そのため、筋交い部分の接合金物は住宅の耐震性能を高める上で非常に重要です。使用すべき金物については建築基準法で定められています。

勘違いしやすいのは、
筋交い接合金物の「告示1460号第1号による「イ、ロ、ハ、ニ・・・・」
柱接合金物の告示1460号第2号による「い、ろ、は、に・・・」
とは全く違うものということです。
筋交いを止めるための筋交い接合金物と柱を緊結する柱接合金物は別です。

一般的に使われる45mm×90mmの筋交いを使用する場合は筋交い接合金物として「ニ」の金物が必要です。※たとえば、こちらの金物

そしてそれとは別にN値計算に応じて柱接合金物を施工する必要があります。※例えば「に」の金物が必要な柱はこちらの金物など

筋交い接合金物と柱接合金物は干渉し合ってうまく納まらない場合がありますので、事前にどのように施工するか検討しておく必要があります。
また、柱の金物は柱脚、柱頭とも同じ金物が必要となりますので注意が必要です。



実は、この金物について、驚くほど建築関係者でも理解出来ていません。
金物の使い分けとチェックをどのようにしているか、建主は施工会社に確認してみた方が良いでしょう。全ての柱を同じ金物で済ましてしまっている会社もあるようですが、筋交い端部の金物が強度不足になっている恐れがあります。



P.S
それにしても、こういったことは建築士の試験には出ません。先輩から習うか独学がほとんどです。そのため、施工会社が知らないのも無理は無いのかもしれません。設計者だって知らない人もいるでしょう。我々、設計監理者が独自で勉強会などを定期的に開いていく必要があるのではと本気で思います・・・。
コメント
from: かんく   2009/10/05 10:57 AM
フラットプレートの金具は、
骨折の手術の時に使用する物と良く似ています。
何だか通じるところがありますねぇ(笑)。

勉強熱心な設計士さんに出会えて、
本当に良かったです!
from: Yasufumi Kawabata   2009/10/05 2:10 PM
確かに、骨組みを固定するものですからね(笑)


そう言って頂けると嬉しいです!
ホント、勉強し続けないと世の中の動きについていけないです(汗)
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