ディテール通シリーズ1 「ピポットヒンジとコンシールド」
シリーズ第二弾は「ディテール通シリーズ」です!
建築家の設計した建物は細かい部分までデザインがされています。その建築家のこだわりとかすっきり見せるコツなど、建築家ならではディテール(detail:細かい納まり)について紹介していきます。
ピポットヒンジを使用したドア。※右手前のドアは丁番を使用。
ディテール通シリーズ1
ピポットヒンジとコンシールド
扉のディテールに関するこだわりです。扉をシンプルに見せたい、扉を壁と同化させたい時などに使用する金物です。
「ピポットヒンジ」
通常、開きドアは扉の横の2箇所から3箇所程度の丁番(蝶番)によって支えられ、開閉を制御しています。
一方、ピポットヒンジは扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉を制御します。そのため、正面に目立つ丁番が無くなり、扉がすっきり見えます。主に玄関扉などのスチールドアによく使われますが、木製扉にも使用される場合もあります。
また、ピポットヒンジは丁番に比べ耐重性に優れているため、丁番では支えられない重いドアにも使用可能です。
「コンシールド」
扉内蔵型ドアクローザのことです。こちらのサイトにわかりやすく説明されています。
通常、玄関扉などにはドアクローザという四角いボックスを扉の上部につけ、扉が自動で閉まるように制御しています。しかし、このコンシールドを使用することにより、ドアクローザが扉に内蔵されて見えなくなるので、すっきり見えます。
建築家の傾向として、「枠を消す」「線を通す」などがあるのですが、これらの金物を使用するディテールもその一環と言えます。
知らないと意外に気づかないと思いますが、「何かすっきり見える」と感じるときはこのようなディテールの工夫がされているのです。
もちろん、建築家の建物全部に使用されているわけではなく、コストが少し上がるなど一長一短はあるので、時と場合により様々なディテールを使い分けています。
建築家の設計した建物は細かい部分までデザインがされています。その建築家のこだわりとかすっきり見せるコツなど、建築家ならではディテール(detail:細かい納まり)について紹介していきます。
ピポットヒンジを使用したドア。※右手前のドアは丁番を使用。
ディテール通シリーズ1
ピポットヒンジとコンシールド
扉のディテールに関するこだわりです。扉をシンプルに見せたい、扉を壁と同化させたい時などに使用する金物です。
「ピポットヒンジ」
通常、開きドアは扉の横の2箇所から3箇所程度の丁番(蝶番)によって支えられ、開閉を制御しています。
一方、ピポットヒンジは扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉を制御します。そのため、正面に目立つ丁番が無くなり、扉がすっきり見えます。主に玄関扉などのスチールドアによく使われますが、木製扉にも使用される場合もあります。
また、ピポットヒンジは丁番に比べ耐重性に優れているため、丁番では支えられない重いドアにも使用可能です。
「コンシールド」
扉内蔵型ドアクローザのことです。こちらのサイトにわかりやすく説明されています。
通常、玄関扉などにはドアクローザという四角いボックスを扉の上部につけ、扉が自動で閉まるように制御しています。しかし、このコンシールドを使用することにより、ドアクローザが扉に内蔵されて見えなくなるので、すっきり見えます。
建築家の傾向として、「枠を消す」「線を通す」などがあるのですが、これらの金物を使用するディテールもその一環と言えます。
知らないと意外に気づかないと思いますが、「何かすっきり見える」と感じるときはこのようなディテールの工夫がされているのです。
もちろん、建築家の建物全部に使用されているわけではなく、コストが少し上がるなど一長一短はあるので、時と場合により様々なディテールを使い分けています。